実施履歴 第1回 2013.8.18 議会基本条例が成立する以前でした
② 2015.11.17 ③ 2016.8.21 ④ コロナ禍で未実施。現在に至る……
第2回 2015.11.17
- 出席議員(明石市議会)
- 中西礼皇氏(未来創造明石)
- 丸谷聡子氏(未来創造明石)
- 永井俊作氏(市民クラブ)
- 楠本美紀氏(日本共産党)
- 西川あゆみ氏(日本共産党)
- 辻本達也氏(日本共産党)
- 会場:明石市民会館・会議室(第3・4会議室)
議会基本条例施行前に行われた第1回(2013.8.18)に続き、2回目となる意見交換会が、2015.11.17行われました。時間を超えて活発な意見交換を行いました。論点とした5項目の見出しは次のとおりです。
- なぜ、議会基本条例の遵守を求める請願を行うのか?
- 揺らぐ「議員相互の自由な討議」の原則
- 骨抜きにされる「議会報告会」
- 「原則公開」にこだわる理由
- 議会からの「情報発信」とは何か?
討論を経て、以下のとおり確認しました。
- 自治基本条例に掲げる「市民自治の明石市政」をつくっていくために、市政をチェックし、市民の声を市政に反映する市議会の役割は、極めて重要である。
- 市議会と議員は「あるべき市議会」「あるべき市議会議員」の実現を図り、自治基本条例と議会基本条例を遵守して、議会改革を進めることが必要である。
- 議会改革には、市民の関心を高め、主権者市民が参加し、議員の自由な討議による合意形成を図る「開かれた議会」をつくっていくことが大事である。
- 市民は市政と議会への関心をより一層高め、議会改革に関わっていこう。
さかのぼって、「意見交換会」を呼びかけたメッセージ
明石市は5年前の2010年に自治基本条例を、昨年2014年4月には議会基本条例を施行しました。市民自治あかしは、これまで、機会を見つけてはこれらの基本条例を生きたものにするよう、条例を遵守することを具体的に指摘し、市長や市議会に要望や請願を繰り返してきました。
今年4月に改選された市議会に対しては、6月定例議会、9月定例議会に「議会基本条例の遵守を求める請願」を2度にわたって提出し、5項目にわたって具体的な改革を求めてきました。
市議会の審議では、「請願は基本条例に書かれてあることを、誠実に実行するように求めたもので、当然に採択し、議会は実現の努力をすべきだ」という議員や会派もありましたが、6月議会では5対24で不採択に、9月議会では10対19で不採択になりました。
議会が、自ら決めた基本条例の誠実な履行を拒否することは、市民からすれば納得できません。議会内には、基本条例に定めた「議員の自由な討議」を見直す“後ろ向き”改正をもくろむ会派もでています。
このような状況を踏まえて、市民が主体的に議会改革を求めていくために、「議会改革をめざす市民と議員の意見交換会」を上記のとおり開催することとなりました。
会合には、30名の議員全員にご出席を要請しています。市民と議員が膝を交えて話し合う機会にしたいと思っています。
夜間のお忙しい時間帯ではありますが、ご参加いただければ幸いです。
第3回 2016.8.21
呼びかけたメッセージ
- 日時:2016年8月21日(日) 13:30-16:30
- 会場: 明石市生涯学習センター(アスピア明石8階)第3学習室
市民に開かれた議会を、市民にわかりやすい議会を──同じ目標にたつ市民と議員が一堂に会します。明石市議会議員はもとより、米子市から、宝塚市から、ほか県内より議員が集まります。さあ、市民のみなさん、アツイ討論をしましょう。今こそ議会改革、地方自治がトレンドです。
参院選では投票率は相変わらず低迷し、「1強多弱」の国政が一層この国の将来に混迷をもたらしそうです。有権者約1億人の半数近くが、国政の将来への選択を放棄するといういびつな政治状況を改革するには、身近な地方の政治に市民が関心を向ける状況を作り出さないと改善は期待できません。身近な自治体議会が市民との距離を縮め、市民が議会にかかわる機会をひろげ、議会も市民に目を向けた改革を一層進めねばなりません。