マニフェスト(Manifesto)とは、本来は政党の選挙公約を指すものであるが、日本における従来の「公約」が形式的で、実行を伴わないものであるという反省から数値目標を定めて有権者に約束する一種の「契約」として脚光を浴びている。2003年頃から、国政選挙ではない地方選挙にも「ローカル・マニフェスト選挙」を呼びかける運動が広がっている。「地盤・看板・かばん」に象徴される旧来型選挙から、政策本位の選挙に変えて有権者の主体性を取り戻そうという狙いがある。
期首年 | 次数 | 投開票日 | 公開討論会 | 検証 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
2011 | 1次 | 2011/4/24 | 2011/3/8 | 2014/11/16 | |
2015 | 2次 | 2015/4/26 | 2015/3/31 | 2019/2/3 | |
2019 | 3次の1 | 2019/3/17 | 2019/3/2 | 実行できず | 繰上げ選挙 |
2019 | 3次の2 | 2019/4/21 | 2019/4/13 | 2022/11/20 | 任期満了 |
2023 | 4次 詳細 | 2023/4/23 | 2023/3/29 | 未定 |
ニュースレターでわかる〈市民マニフェストの始まり〉
2011年1月4日付けを第1号とする「ニュースレター」を同年4月12日付け(9号)まで発行している。◆ こちらで読めます。>> PDF
第1次 市民マニフェスト選挙の詳細は、>> こちら
論文:市政と選挙に主権者市民の主体性を取り戻す
「市民マニフェスト選挙」でめざす市民自治 松本 誠 / 執筆
自治体問題研究所
出典:月刊『住民と自治』 2023年2月号
〈 特集:統一地方選挙の争点の立て方 〉より
第4次(現行) 市民マニフェスト 詳細▶ PDF参照
- 市政運営の基本姿勢について
- 自治基本条例を遵守する (総論)
- 市民参画手続きをより明確にするために、市民参画推進条例の改正を図る (市民参画)
- 情報公開条例の抜本的な改正 (情報の共有)
- 自治基本条例の普及と浸透を図る (普及と浸透)
- 市長と議会、職員との関係改善、改革について
- 車の「両輪」から「三輪車」へ、自治の主体を明確にする
- 市長と議会は市民に開かれた場である議会で“熟議”を見える化する
- チーム明石の総力を発揮できる市長と職員の関係を構築する
- 中長期的な財政見通しと計画の透明化について
- 中長期の財政計画を明確にし、公共施設の再配置計画を市民と共有する
- 後顧に憂いを残さない新庁舎建て替え計画を慎重に進める
- 循環型社会をめざした政策について
- 世代を超えて、互いに支えあって暮らせるまちづくりをめざす
- 子育て施策による人口の急増と偏在による市民生活への“歪み”を是正する
- 里地・里山・里海の保全を図り、自然と人が共生する明石を実現する
- 循環型社会の実現に対応したごみ減量目標に改め、新ごみ処理施設計画の規模圧縮を図る